フットサルのルール
1チーム5人で1人はゴールキーパー(GK)。競技開始時、1チームは5名いなければなりません。交代要員最大7人。退場等によって1チーム3人未満になったとき競技は放棄されます。試合中、GKも含めベンチ前にある交代ゾーンから自由に交代できます。ただし、プレー中の選手がピッチを完全に出てから交代選手が入ります。(イエローカードの対象です。)
こんな場合は気をつけてください・・・
参加メンバーが5人しかいない時にフィールドプレイヤーとGKを交代する際に、コート内で試合中に交代したため、反則を取られました。この場合は、一度、二人とも交代ゾーンからコートの外に出て、交代をしないといけません。ビブス交換する際も同じ方法で交代してください。交代ゾーンからの交代に違反をした場合、反則になります。イエローカードの対象になりますので、気をつけて選手交代を行なって下さい。
- キッキング(蹴る)
- トリッピング(つまずかせる)
- プッシング(押す)
- ストライキング(たたく)
- ホールディング(つかむ)
- ジャンピングアット(飛び掛る)
- ハンドリング(故意に手を使う)
- スピッティング(つばを吐きかける)
- シミュレーション(イエローカードの対象です。)
など基本的にはサッカーと同じです。
以下は、フットサル独特のものです。
- チャージング(ショルダーチャージなどサッカーで正当とされるものもダメです。)
- スライディングタックル(サッカーで正当とされるものもダメです。ただし、パスカットやシュートブロックなどのスライディングそのものは反則ではありません。また、自陣のペナルティエリア内で行うゴ-ルキ-パ-のスライディングタックルは不用意に無謀にあるいは過剰な力で行わなければ認められます。)
- 『4秒ルール』
ペナルティーエリアを出てフィールドプレーもできますが、味方ハーフ内ではペナルティーエリアの内だけでなく、ピッチ上どこの場所であっても、手、足にかかわらずボールを4秒を超えて支配することはできません。
- 『バックパス』
味方選手の意図的なキックによる、GKへのパスを手で触れることです。味方選手のキックインからのボールも手を使えば『バックパス』の反則になります。
GKから出されたボールはハーフラインを越えるか、相手競技者が触れなければGKに戻すことはできません。戻されたボールをGKが体の一部で触れたときは、『バックパス』として反則となります。ただし、タッチラインを割った場合やフリーキックなどでのキックインでのリスタートの場合は『バックパス』ではありません。(この時に手で扱った場合は、バックパスとなります。)
- 『4秒ルール』ってなに?
4秒ルールはキックインに次いでとても多いファールと言えます!では『4秒ルール』とは?
サッカーのスローイングやゴールキックには何秒以内にリスタートを行わなければいけないとは、ルール上明確にされていません。フットサルでは、4秒以内にリスタートを行わなければならないというルールがあります。これは少しでも試合の進行をスムーズにするためのルールだといえます。
4秒ルールは、キックイン、ゴールクリアランス、コーナーキック、フリーキック(間接、直接)その他にキーパーがボールを保持している時も適応されます。キーパーが自陣でボールを4秒以上保持し続けてはいけません。一度でも相手にボールが触れた場合やボールがラインを割った場合は、最初からカウントを始めます。
- キックインの『4秒ルール』はどこから数えている?
キックインの『4秒ルール』は、キックができる体勢が整った時点から数え始めます。
ただし、相手選手が5m離れていなくて、審判が離れるよう促している時は、まだ数え始めていない場合が多いです。相手選手が5m離れてから数え始めます。審判によっては、『はじめてください』や『いいですよ』など言葉をかける場合があります。
重要なことは、「ボールをサイドライン上に置いてから4秒数える」ではありません。しかし、それは反則になる場合があります。なぜか?ライン上にボールをセットできるのに手で持っている場合などは、行為による遅延行為と考え4秒ルールの反則になる場合があります。
審判が反則を確認したとき笛によりプレーを止めフリーキックを行います。(試合中に選手が自分で反則と判断し、プレーを止めないようにしましょう。反則の判断は審判が判断しますのでプレーを続けて下さい。)
審判のジェスチャーで『直接』の場合は、審判が腕を斜めにキックを行う方向に向けます。『間接』の場合は、審判が腕を真上に上げます。(キックを行って、他の選手に触れるまで腕は上げたままです。)
直接フリーキックの場合
直接フリーキックは反則があった場所で行われます。相手選手はボールから5m離れなければなりません。ペナルティエリアでディフェンス側選手が反則を犯した場合は、ペナルティーキックとなります。
間接フリーキックの場合
間接フリーキックは反則があった場所で行われます。相手選手はボールから5m離れなければなりません。ペナルティエリアでディフェンス側選手が反則を犯した場合は、その地点からもっとも近い6mライン上にボールを置き、間接フリーキックで再開します。ペナルティエリア内で守備側にフリーキックが与えられた場合の再開位置は直接、間接問わずペナルティエリア内の任意の地点から行います。
ボールがタッチラインから外に出た場合は相手側選手のキックインで競技が再開されます。(サッカーのスローインに代わるもの)相手競技者はボールより5m以上離れなければなりません。
キックインで注意することは?
大会を行っている際にもっとも多い反則がこのキックインです。キックインを行う際に注意しなければいけない事は
- ボールをしっかりとライン上に止める。
- 軸足がラインを完全に踏み越してはならない。(軸足が少しでもラインにかかっていればいいです。走り込んで蹴ってもいいです。)
- 4秒以内にプレーを再開させる。(『4秒ルール適用』)
- 直接のゴールは得点にはなりません。(間接フリーキック同等)
上記の1~3の内どれか一つでもできていないと反則を取られてしまいます。反則を取られてしまうとその地点から相手のキックインで試合が再開されます。4に関しては、直接ゴールした場合はゴールクリアランスとなります。また、直接味方ゴールにゴールインしてしまったばあいは、相手側コーナーキックからの再開です。
では、どうしたら反則を取られなくなるでしょう?答えは簡単です。焦らず、丁寧にリスタートする事を心がけていれば『キックイン』で反則を取られる事はなくなるでしょう!
守備側は相手のキックイン地点より必ず5m離れなければなりません。また、攻撃側は相手DFが5m離れない場合は審判に注意を促してもらおう!!審判が注意を促している最中は4秒ルール適用外となります。但し、審判が注意を促している間に再開したプレーについては例え守備側にボールを取られてもやり直しにはなりません。以上の事に気をつけてプレーしましょう。
ゴールラインをボールが完全に越えたとき、ボールに最後に触れた競技者が攻撃側である場合にはゴールクリアランス(GKがペナルティエリア内から手で投げる。)によりプレーが再開されます。直接ハーフウェーラインを越えることができます。(4秒ルール適用)
ボールがペナルティエリアから出たときにインプレーとなり、エリア内で味方選手が触った場合、やり直しとなります。
ゴールクリアランスからのボールが相手ゴールに直接入っても得点になりません。相手ゴールクリアランスからの再開です。また、直接味方ゴールにゴールインしてしまった場合は、再度やりなおしです。
ただし、キーパーがインプレー中にボールを取ったときは手で投げるか、蹴ることができます。(これは、ゴールクリアランスではありません。)ノーバウンドでハーフラインを超えてもよいし、直接ゴールに入った場合は得点が認められます。